あんぽ柿とは?
あんぽがき
あんぽ柿とは、渋柿を硫黄燻蒸によって乾燥させた半生の干し柿で、とろりとした食感と濃厚な甘みが特徴の伝統的な加工食品です。
あんぽ柿は、渋柿を原料にした日本伝統の干し柿の一種です。通常の干し柿(白く粉をふいたもの)と大きく異なるのは、硫黄で燻蒸(くんじょう)する独自の製法を採用している点で、これにより鮮やかなオレンジ色が保たれ、水分が程よく残った半生状態のやわらかい食感が生まれます。
製法の流れは大まかに次のとおりです。
- 渋柿(主に刀根早生・平核無などの品種)を収穫し皮をむく
- 硫黄で燻蒸して渋みを抜くとともに色と形を保持する
- 軒先などで冷風にさらして乾燥させる
- 適度な水分が残った半生状態で仕上げる
産地として有名なのは福島県伊達地方(伊達市・福島市周辺)で、「あんぽ柿」という名称はこの地域の特産品として広く知られています。名称は「甘干し(あまほし)」が転じた「あんぽ」に由来するとも言われています。
栄養面では食物繊維・カリウム・ビタミンCを含み、果糖・ブドウ糖が凝縮されているためエネルギー補給にも適しています。ただし甘みが非常に強く糖質が高いため、食べすぎには注意が必要です。
贈答品や土産として高い人気を持ち、シーズンには産地から全国へ発送されます。
使い方・例文
あんぽ柿はそのまま一口大に切って食べるのが定番ですが、クリームチーズと合わせて前菜にしたり、和菓子の材料として使ったりするアレンジも人気です。
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