円グラフとは?割合を一目で伝える「扇形」のグラフをわかりやすく解説
公開 2026年7月25日
円グラフとは
円グラフとは、データ全体を1つの円で表し、各項目の割合(比率)を扇形に分割して示すグラフです。円全体が100%(全体)を意味し、それぞれの扇形の大きさが各項目の占める割合に対応しています。英語では「パイチャート(Pie Chart)」とも呼ばれ、パイ(ケーキ)をカットした形に似ていることが名前の由来です。
円グラフの作り方
円グラフを作るには、まず各項目のデータを百分率(パーセント)に変換します。次に、百分率を円の角度に置き換えます。円は360度ですので、1%は3.6度に相当します。たとえば25%の項目なら、25×3.6=90度の扇形になります。この手順で全項目の扇形を描き、中心から外周に向かって区切ることで円グラフが完成します。
棒グラフ・帯グラフとの使い分け
棒グラフは複数の項目の数値の大小を比較したいときに適しています。帯グラフは全体を横長の長方形で表したもので、複数の時点や集団の構成割合を並べて比べるのに向いています。一方、円グラフはある1時点における全体に対する各項目の構成割合を直感的に見せる場合に最も効果的です。「どの項目が最も大きな割合を占めているか」をひと目で伝えたいときに選ぶとよいでしょう。
円グラフを使うときの注意点
円グラフにはいくつかの注意点があります。第一に、項目数が多すぎると扇形が細かくなり、かえって見づらくなります。一般的には5〜6項目程度までが見やすいとされています。項目が多い場合は、割合の小さいものを「その他」にまとめる工夫が有効です。第二に、円グラフは割合の比較には向いていますが、実際の数値の大きさを比較するには不向きです。実数の大小を示したいときは棒グラフを使う方が適切です。第三に、3Dの円グラフは視覚的な歪みが生じやすく、手前の扇形が実際より大きく見えることがあるため、正確な情報伝達の場面では平面(2D)の円グラフを使うことが推奨されます。