YAMAHA DX7とは?
やまは でぃーえっくす なな
ヤマハが1983年に発売したFM音源方式のデジタルシンセサイザーで、電子ピアノやエレクトリックベースの音で1980年代の音楽を席巻しました。
YAMAHA DX7(ヤマハ・DX7)は、ヤマハが1983年に発売したデジタルシンセサイザーです。スタンフォード大学のジョン・チョウニングが開発したFM(周波数変調)音源技術を初めて商業製品として実用化したことで、シンセサイザーの歴史に大きな転換点をもたらしました。
FM合成の原理は、一方の発振器(モジュレーター)が別の発振器(キャリア)の周波数を変調することで複雑な倍音構造を持つ音色を生成するものです。アナログ減算合成とは異なるアプローチで、特に鍵盤楽器やマリンバ・ベルのような倍音の複雑な音色を得意とします。
DX7の主な特徴は以下のとおりです。
- 6つのオペレーターを32種類のアルゴリズムで組み合わせる音色設計
- 16段階ポリフォニックによるリアルな演奏表現
- エレクトリックピアノ・チャイム・ベースなど商業的に普及した音色
- カートリッジによるサウンドバンクの交換
DX7はホール&オーツ、ア・ハ、ホイットニー・ヒューストンら多くのアーティストの楽曲に使われ、1980年代の音楽サウンドを象徴する機器となりました。現在も多くのソフトウェアエミュレーターが存在し、その独特のFMサウンドは根強い人気を誇ります。
使い方・例文
1980年代のポップス・AOR・フュージョンの楽曲でよく聞かれる透明感のあるエレクトリックピアノの音色は、DX7のプリセット「E. PIANO 1」が多く使われており、現在でも「DX7の音」として認識されます。
この用語をシェア
最終更新: