SOFRとは?
そーふぁー
SOFRとは、米国の短期金融市場における米国債を担保とした翌日物取引に基づいて算出される基準金利で、LIBORの後継指標です。
SOFR(Secured Overnight Financing Rate)とは、「担保付翌日物調達金利」と訳される短期基準金利です。米連邦準備銀行(ニューヨーク連銀)が毎営業日公表しており、米国債を担保とするレポ市場の実際の取引データに基づいて算出されます。
SOFRが注目されるようになった背景には、長年にわたって国際的な基準金利として使われてきたLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の不正操作問題があります。LIBORは銀行の申告ベースで決まる「主観的」な金利であったため、2012年に大規模な不正操作が発覚しました。これを受けて世界各国で基準金利改革が進み、米国ではSOFRが2022年にLIBORの後継指標として採用されました。
SOFRの主な特徴は以下のとおりです。
- 実際の取引(1日あたり数兆ドル規模)に基づくため透明性・信頼性が高い
- 米国債を担保とするため、信用リスクをほぼ含まない「無担保リスク」に近いリスクフリーレート
- 翌日物(オーバーナイト)レートであり、長期金利はSOFRの複利計算などで導出
- 住宅ローン、企業融資、デリバティブなど幅広い金融商品の参照レートとして利用
日本ではTONA(無担保コール翌日物金利)が、英国ではSONIAがそれぞれLIBORの後継となっており、世界的に基準金利の実取引ベースへの移行が進んでいます。
使い方・例文
変動金利型の企業向けローンや住宅ローンの利率算定基準として、SOFRが参照される場面で登場します。また金融機関が金利スワップなどデリバティブ契約を結ぶ際にも基準として使われます。
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