LIBORとは?
らいぼー
LIBORとは、ロンドン市場で主要銀行が互いに資金を貸し借りする際の基準となる短期金利指標で、世界中の金融商品の参照金利として長く使われてきた指標です。
LIBOR(London Interbank Offered Rate、ロンドン銀行間取引金利)は、ロンドン市場において信用力の高い銀行同士が無担保で短期資金を貸し出す際の金利水準を示した指標金利です。英国銀行家協会(BBA、後にICE)が複数の主要銀行の申告レートを集計・算出して毎営業日公表していました。
主な特徴は以下のとおりです。
- 米ドル・円・ユーロ・英ポンドなど複数通貨で算出される
- 翌日物から12ヶ月物まで複数の期間設定がある
- 住宅ローン・社債・デリバティブ・学生ローンなど数百兆ドル規模の金融商品の参照金利として世界的に使われていた
しかし2012年にLIBOR不正操作スキャンダルが発覚し、複数の大手銀行がトレーダーの利益誘導のために申告レートを意図的に操作していたことが明らかになりました。これを受けて制度改革が進められ、LIBORは段階的に廃止されることが決定しました。米ドルLIBORは2023年6月末をもって公表停止となり、現在はSOFR(米国の担保付翌日物調達金利)をはじめとする代替指標金利への移行が世界規模で進んでいます。
LIBORは金融史において長年中心的な役割を担ってきた指標であり、その廃止は金融市場の大きな転換点として記録されています。
使い方・例文
変動金利の住宅ローンや企業向け融資の金利が「LIBOR+〇%」という形で設定されていた例が多く、LIBORが上下するとローンの返済額も連動して変わる仕組みでした。
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