ロンドとは?
ろんど
ロンドとは、主題が何度も繰り返し現れ、その間に異なるエピソードが挟まれる形式の音楽的構成のことです。
ロンド(rondo)とは、西洋音楽の形式のひとつで、ひとつの主要主題(リフレイン)が繰り返し回帰し、その間に異なる素材であるエピソード(クプレ)が挿入されるという構造を持つ楽曲形式です。名前はフランス語の「rondeau(輪・円)」に由来し、主題が輪のように戻ってくることを表しています。
基本的な構造はABACAまたはABACABAのように表記されます。Aが繰り返される主題(リフレイン)であり、B・C・Dなどが異なるエピソードです。エピソードの数によって二部ロンド・三部ロンドなどと区別されることもあります。
ロンドの特徴として以下が挙げられます。
- 主題が同一調性で繰り返し現れるため、聴衆に親しみやすい印象を与える
- エピソードは対照的な調性や性格を持つことが多い
- 明るく躍動的な曲想が多く、終楽章に好んで用いられる
- バロック期から古典派・ロマン派にかけて広く使われた
ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンらは協奏曲の終楽章やピアノソナタの終楽章にロンド形式を多用しました。また独立した器楽曲として書かれた作品も多く、モーツァルトの「トルコ行進曲」もロンド形式の一種として知られています。聴きやすく記憶に残りやすい形式であるため、演奏会の締めくくりにふさわしい明快さを持っています。
使い方・例文
「ベートーヴェンのピアノソナタ終楽章はロンド形式で書かれており、繰り返し現れる主題が印象的だ」のように、楽曲の構成を説明する際に用いられます。
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