p値とは?
ぴーち
p値とは、帰無仮説が正しいと仮定した場合に、観測結果以上に極端なデータが得られる確率のことです。
p値(p-value)とは、仮説検定において「帰無仮説が真であるという前提のもとで、実際に得られたデータ以上に極端な結果が起きる確率」です。統計的有意性の判断に広く使われる指標です。
p値の解釈の手順は次のとおりです。
- 帰無仮説H₀(効果なし・差なし)を立てる
- 標本データから検定統計量を計算する
- 帰無仮説が正しいとした場合の確率分布からp値を算出する
- あらかじめ設定した有意水準α(通常0.05や0.01)とp値を比較する
- p値 < αなら帰無仮説を棄却し「統計的に有意」と判断する
p値に関する重要な注意点として以下が挙げられます。
- p値は帰無仮説が真である確率ではない(よく起こる誤解)
- 統計的有意性は実用的な意義(効果の大きさ)を保証しない
- 標本数が大きすぎると些細な差でもp値が小さくなる
- p値のみで判断せず、効果量や信頼区間も合わせて評価することが推奨される
p値は医学・心理学・社会科学などの研究において判断基準として広く使われてきましたが、その乱用や誤解が問題視されており、アメリカ統計学会(ASA)なども「p値だけを基準とすべきではない」という声明を発表しています。
使い方・例文
薬の効果を調べる臨床試験でp値=0.03が得られた場合、有意水準0.05のもとでは「薬の効果はないという仮説」を棄却し、統計的に有意な効果があると判断します。
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