IFRSとは?
あいえふあーるえす
国際会計基準審議会(IASB)が設定する国際的な会計基準であり、世界の多くの国で採用されている財務報告のグローバルスタンダードです。
IFRS(International Financial Reporting Standards=国際財務報告基準)とは、国際会計基準審議会(IASB)が設定する会計基準の総称です。欧州連合(EU)が域内上場企業に適用を義務付けたことをきっかけに普及し、現在では140を超える国・地域で採用または許容されているグローバルスタンダードです。
IFRSの特徴は、細則主義(ルールベース)よりも「原則主義(プリンシプルベース)」を重視する点にあります。詳細な規則で全ケースを網羅するのではなく、基本原則を示して企業の判断に委ねる部分が多く、柔軟性が高い反面、適用における専門的判断が求められます。また、貸借対照表中心主義(バランスシートアプローチ)を採り、資産・負債の「現在の経済的実態」を重視した時価評価が基本です。
日本基準(J-GAAP)とIFRSの主な相違点は以下のとおりです。
- のれんの償却:J-GAAPでは20年以内の規則的償却、IFRSでは非償却(減損テストのみ)
- 収益認識:IFRSの「IFRS 15」が基礎となり、日本の収益認識基準もこれに準拠
- リース:IFRSでは借手の多くのリースをオンバランス化
- 研究開発費:IFRSでは開発段階の費用は一定要件で資産計上可能
日本では上場企業を対象に任意適用が認められており、採用企業数は増加傾向にあります。グローバル展開する大企業を中心に、国際的な資本調達や投資家へのわかりやすい開示を目的としてIFRS移行が進んでいます。
使い方・例文
日本の大手製造業がIFRSを採用すると、のれんの定期償却がなくなるため利益水準が変わったり、海外投資家が他国企業と直接比較しやすくなったりする効果があります。
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