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B細胞胚中心とは?

びーさいぼうはいちゅうしん

B細胞中心とは、リンパ節やひ臓などのリンパ組織内に形成される特殊な微細構造で、B細胞が高親和性の抗体を産生するための「進化の場」です。

中心(Germinal Center:GC)は、感染免疫応答が起きたときにリンパ節や脾臓の二次リンパ組織内に一時的に形成される微細構造です。B細胞はここに集まり、急速に増殖しながら抗原に対して親和性の高い抗体をつくるための「精密調整」を行います。

胚中心での主なプロセスは以下の3つです。

  • 体細胞超変異(SHM):B細胞の抗体遺伝子(可変領域)に意図的な突然変異を高頻度で導入し、抗原への結合力(親和性)を多様化する
  • 親和性成熟:抗原との結合が強いB細胞だけが選択的に生き残り増殖する(正の選択)ことで、集団全体の抗体の質が上がる
  • クラススイッチ(CSR):IgMからIgG・IgAなど機能的に異なる抗体クラスへ切り替える

選別に通ったB細胞は最終的に形質細胞(大量の抗体を分泌)または記憶B細胞(再感染時に素早く応答)へ分化します。

胚中心は自己免疫疾患や悪性リンパ腫(濾胞性リンパ腫など)の発症とも深く関わっており、免疫学・医学の重要な研究領域です。ワクチンの効果を高めるためにも、胚中心反応をいかに誘導するかが研究されています。

使い方・例文

インフルエンザワクチンを接種した後、数週間かけて体内の胚中心でウイルスに合わせたB細胞の選択・育成が行われ、その結果として高品質な抗体と記憶B細胞が形成されます。

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