ADRとは?
えーでぃーあーる
映画やドラマの撮影後、音声を別途録り直すアフレコ作業のことで、「追加ダイアログ録音」の略称です。
ADR(Automated Dialogue Replacement / Additional Dialogue Recording)とは、映画・ドラマ・アニメなどの映像制作において、撮影現場で収録した音声品質が不十分な場合や環境ノイズが混入した場合に、スタジオで台詞を録り直す作業のことです。日本語では「アフレコ」(アフター・レコーディング)と同義で使われることも多いですが、ADRはとくに実写映像における音声差し替えを指す場合が多い業界用語です。
- 撮影現場の環境音(風・交通騒音・機材ノイズ)による音声汚染
- マイクの位置制限により声の収音が不十分だった場合
- 台詞の変更・修正・追加が編集段階で生じた場合
- 俳優の体調不良による発声の乱れを補正する場合
ADRの作業では、俳優はスタジオのモニターで自分の映像を見ながら、口の動きに合わせてセリフを読み直します。この口パクに合わせる作業はリップシンクと呼ばれ、熟練した俳優でも高い集中力を要します。完成した音声は元の現場音と混合(ミックス)され、最終的な音響として仕上げられます。外国映画の吹き替えもADRの一形態と見なすことができます。
使い方・例文
ロケ撮影中に近くで工事が始まって台詞が使い物にならなかった場合、後日スタジオでADR収録を行い、俳優が映像を見ながら同じセリフを読み直して音声を差し替えます。
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