黄体とは?
おうたい
黄体とは、排卵後の卵巣内に形成される一時的な内分泌腺で、妊娠の維持に必要なプロゲステロンを分泌する組織です。
黄体(おうたい、英: corpus luteum)は、排卵によって卵子が放出された後の卵胞が変化してできる一時的な内分泌器官です。「黄体」という名称は、コレステロールを豊富に含む顆粒層細胞がルテイン化することで黄色く見えることに由来します。
排卵後、空になった卵胞は急速に黄体へと分化します。この分化を促進するのは、脳下垂体前葉から分泌される黄体形成ホルモン(LH)です。黄体はおもにプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌し、少量のエストロゲンも産生します。
プロゲステロンには以下の重要な働きがあります。
- 子宮内膜を肥厚・分泌期化し、受精卵の着床を助ける
- 子宮の収縮を抑制して妊娠を維持する
- 基礎体温を上昇させる
- さらなる排卵を一時的に抑制する
受精が成立しなかった場合、黄体は約2週間で退縮し白体(はくたい)となり、プロゲステロン低下が月経を引き起こします。妊娠が成立した場合は、胎盤が形成されるまでの間、絨毛性ゴナドトロピン(hCG)によって黄体が維持され、プロゲステロンを分泌し続けます。
使い方・例文
基礎体温表で排卵後に体温が上がる「高温期」は、黄体が分泌するプロゲステロンの体温上昇作用によるもので、妊娠判定の目安の一つになっています。
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