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魚竜とは?

ぎょりゅう

魚竜とは、中生代の海に生息したイルカに似た体形の爬虫類で、恐竜とは異なる独立した分類群です。

魚竜(ぎょりゅう、Ichthyosauria)とは、約2億5000万年前のトリアス紀から約9000万年前の白亜紀かけて海洋で繁栄した爬虫類の一群です。恐竜と同時代に生きていましたが、分類上は恐竜とは全く異なるグループに属します。

魚竜の最大特徴は、現代のイルカやサメに非常によく似た流線型の体型を持つことです。これは水中生活への収斂進化(異なる系統の生物が似た形態を独自に獲得する現象)の典型例として知られています。四肢は鰭状に変化し、背びれや尾びれも発達しており、高速遊泳に適した体を持っていました。

魚竜は卵を産まず、水中で子を直接産む胎生であることが化石から確認されており、完全に海洋生活に特化した爬虫類です。眼が非常に大きく、薄暗い深海でも視覚を使って獲物を追うことができたと考えられています。

代表的な属にはイクチオサウルス(Ichthyosaurus)やオフタルモサウルス(Ophthalmosaurus)などがあり、後者は特に大きな眼を持つことで知られています。白亜紀半ばに絶滅した理由は完全には解明されていませんが、環境変化や競合生物の台頭が原因として挙げられています。中生代の海の生態系を語る上で欠かせない存在です。

使い方・例文

「魚竜は陸上の爬虫類が海に戻って進化した例として、収斂進化を学ぶ生物学の授業でイルカ(哺乳類)と対比して紹介されることが多い」

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