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イクチオサウルスとは?

いくちおさうるす

イクチオサウルスとは、中生代に海中で生活していた魚竜の一種で、イルカに似た流線型の体を持つ海棲爬虫類です。

イクチオサウルス(Ichthyosaurus)は、約2億年前のジュラ紀前期から中期にかけヨーロッパ周辺の浅い海に生息していた魚竜(イクチオサウリア)の代表的な属です。「イクチオサウルス」はギリシャ語で「魚のトカゲ」を意味し、その名の通り魚に似た体型が特徴です。

体長は種によって異なりますが、多くは1〜2メートル程度です。体の形はイルカや現代の魚に非常によく似た流線型で、これは収斂進化(系統的に無関係な生物が同じ環境に適応して似た形態になること)の代表例として知られています。四肢は鰭状に変化し、尾びれは縦方向に動かして推進力を得ていました。

イクチオサウルスの化石は19世紀初頭にイギリスのメアリー・アニングによってライム・レジスで発見されたものが有名で、古生物学の歴史において重要な位置を占めています。化石には皮膚の輪郭が保存されているものもあり、背びれや尾の形状が明らかになっています。

卵を産まず胎生(体内で子を育てて産む)であったことも化石から確認されており、海中での繁殖に完全に適応していたことがわかります。魚やイカを主食にしていたと考えられています。

使い方・例文

自然史博物館の海棲爬虫類コーナーや古生代・中生代の生き物を扱う図鑑・展示で、魚竜の代表として紹介される場面によく登場します。

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