骨盤底筋訓練とは?
こつばんていきんくんれん
骨盤の底にある筋肉群を意図的に収縮・弛緩させることで、尿失禁や骨盤臓器脱の改善を目指すリハビリ法です。
骨盤底筋訓練とは、骨盤の最下部を支える筋肉群(骨盤底筋群)を意識的に鍛えることで、泌尿器や生殖器、直腸を支える機能を回復・強化するリハビリテーションの手法です。
骨盤底筋群は、膀胱・子宮・直腸などを下から支える複数の筋肉と靭帯で構成されています。加齢・出産・肥満・慢性的な腹圧上昇などによってこれらの筋肉が弱まると、腹圧性尿失禁(くしゃみや運動時の尿漏れ)や骨盤臓器脱(子宮・膀胱が膣から下垂する状態)が起こりやすくなります。
訓練の基本動作は、肛門・膣・尿道を「締める→ゆるめる」を繰り返すことです。一般的には次の手順で行います。
- 仰向けや椅子に座った姿勢で全身の力を抜く
- 骨盤底筋を3〜8秒間ゆっくり締め、同じ時間だけゆるめる
- 1セット10〜15回を1日3セット以上継続する
効果が出るまでには数週間から数か月かかるため、継続が重要です。女性だけでなく前立腺術後の男性にも有効とされており、理学療法士や看護師の指導のもとで行うことで正確な筋収縮が習得できます。薬物療法や手術療法と組み合わせることもあります。
使い方・例文
産後の尿漏れに悩む女性が婦人科や理学療法士の指導のもとで骨盤底筋訓練を継続し、数か月後に症状が改善したという事例がよく見られます。
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