本文へスキップ

飼料自給率とは?

しりょうじきゅうりつ

飼料自給率とは、国内の畜産業で必要とされる飼料のうち、国内で生産・供給できる割合を示す指標です。

飼料自給率(しりょうじきゅうりつ)とは、牛・豚・鶏などの家畜を育てるために必要な飼料(エサ)の総量のうち、国産で賄われる比率を表す指標です。食料自給率と並ぶ農業政策上の重要指標であり、農林水産省が毎年公表しています。

飼料は大きく「濃厚飼料」と「粗飼料」に分類されます。

  • 濃厚飼料:トウモロコシや大豆かすなどを主原料とする配合飼料日本はそのほとんどを米国・ウクライナ・ブラジルなどから輸入しており、自給率が非常に低い
  • 粗飼料:牧草・稲わら・飼料用米など。国内生産が比較的多いが、北海道の酪農向けを中心に一定量の輸入もある
カロリーベースの飼料自給率は概ね25〜30%前後で推移しており、食用の食料自給率(約40%前後)と同様に低水準です。

飼料自給率が低いと、海外の気候変動・地政学リスク・為替変動が国内の飼料価格や畜産経営に直結します。このため農林水産省は「国産飼料増産」を推進しており、飼料用米・飼料用とうもろこし・WCS(発酵粗飼料)の生産拡大、耕畜連携、放牧の普及などの政策を通じて飼料自給率の向上を目指しています。

使い方・例文

飼料自給率は食料安全保障の議論でよく登場します。「輸入飼料に頼る畜産は、真の意味での国内食料生産とは言えない」という観点から、飼料自給率を分母・分子に組み込んだ「総合食料自給率(飼料を含めた計算)」が別途算出されています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語