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飫肥スギとは?

おびすぎ

飫肥スギとは、宮崎県南部の飫肥(おび)地方で古くから育てられてきたスギの品種・地域ブランドで、油分が多く耐久性・耐水性に優れた木材として知られています。

飫肥スギ(おびスギ)とは、宮崎県日南市を中心とする旧飫肥藩の領地(現在の日南市・串間市周辺)で歴史的に栽培・育成されてきたスギ(Cryptomeria japonica)の地域品種・ブランドです。樹脂分が多く、木材としての油気が強いことが大きな特徴で、これにより高い耐水性・耐久性・防腐性を発揮します。

飫肥スギが広く植林された背景には江戸時代の藩政があります。飫肥藩(伊東氏)は財政基盤として林業を奨励し、急峻な山地に大規模なスギ林を造成しました。当時の木材は主に造船用材として利用され、江戸時代の北前船・弁才船などの船材としても重宝されました。

木材の特性は以下のとおりです。

  • 油脂分が多く、塗装しなくても水に強い
  • 軽くて加工しやすい
  • 節が少なく、木目が美しい
  • 長期にわたる耐久性がある
現代では建築材・内装材として使われるほか、地域の伝統工芸品や家具にも活用されています。飫肥の町並みは城下町として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、飫肥スギはその景観を形成する要素のひとつともなっています。林業・木材文化の観点から、地域ブランドとしての再評価も進んでいます。

使い方・例文

「飫肥スギで作られた下駄や漆器は、油気のある木肌が特徴的で耐久性が高い」「江戸時代、飫肥スギは造船材として重宝され、藩の財源を支えた」のように紹介されます。

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