鞘翅目とは?
しょうしもく
鞘翅目はコウチュウ目とも呼ばれる昆虫の目(もく)で、カブトムシやクワガタ、テントウムシなど硬い前翅を持つ甲虫の仲間が属する最大の目です。
鞘翅目(しょうしもく)は昆虫綱の一目で、コウチュウ目(甲虫目)とも呼ばれます。「鞘(さや)」の形をした硬い前翅(鞘翅・しょうし)が後翅を覆う点が最大の特徴で、地球上の全動物種の約25パーセントを占めるほど種数が多く、現在知られているだけで40万種以上が記録されています。
鞘翅目の主な特徴は次のとおりです。
- 硬い前翅(上翅):飛翔には直接使わず、後翅を保護するカバーとして機能する
- 完全変態:卵→幼虫→蛹→成虫という四段階の変態を行う
- 多様な食性:植物食・腐食・肉食・菌食など幅広い食性があり、生態系のさまざまな役割を担う
日本でなじみ深い鞘翅目の例としては、カブトムシ(カブトムシ科)、クワガタムシ(クワガタムシ科)、テントウムシ(テントウムシ科)、カミキリムシ(カミキリムシ科)、ゲンゴロウ(ゲンゴロウ科)などが挙げられます。農業害虫として知られるコクゾウムシ(ゾウムシ科)やドウガネブイブイ(コガネムシ科)も鞘翅目に属します。
生物学者のホールデインが「神は甲虫が異常に好きに違いない」と述べたとされる逸話が有名なほど、その種多様性は際立っています。進化的な成功の背景には、前翅による後翅保護が乾燥や衝撃から身を守り、多様な環境への適応を可能にしたことがあると考えられています。
使い方・例文
「カブトムシは鞘翅目コガネムシ科に分類される」「生物の授業で昆虫の目(もく)の中で最大が鞘翅目であることを学んだ」といった場面で使われます。
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