震源域とは?
しんげんいき
震源域とは、地震の際に岩盤が破壊されてずれ動いた、断層面上の広がりをもつ領域のことです。
震源域(seismogenic zone または rupture area)は、地震が発生したときに断層面が実際に破壊・すべりを起こした領域の総体を指します。一点として表される「震源(ハイポセンター)」とは異なり、震源域は面的な広がりをもちます。
地震は断層の一箇所から破壊が始まり、そこから断層面に沿って周囲へと破壊が伝播していきます。この破壊が及んだ範囲全体が震源域です。マグニチュードが大きい地震ほど震源域は広く、マグニチュード7クラスでは数十〜百キロメートル程度、マグニチュード9クラスでは数百〜千キロメートルを超えることもあります。
震源域の特性は地震被害に直結する重要な情報です。
- 震源域が地表に近い場合は地表断層が現れることがある
- 海底の震源域でのすべりが津波を引き起こす
- 震源域の広さと形状は地震動の分布を決める
- 余震は震源域周辺に集中する傾向がある
2011年の東北地方太平洋沖地震では、震源域が南北約500キロメートル・東西約200キロメートルに及ぶ超巨大な範囲に広がり、それが巨大津波の原因となりました。震源域の把握は防災計画や長期的な地震リスク評価において不可欠な情報です。
使い方・例文
東北地方太平洋沖地震(2011年)では、震源域が日本海溝沿いに南北500キロメートルを超える広大な範囲に及んだことが後の解析で明らかになりました。この大きな震源域が記録的な大津波を発生させた主因のひとつとされています。
この用語をシェア
最終更新: