集合管とは?
しゅうごうかん
集合管とは、腎臓のネフロンで産生された原尿を最終的に集め、水分量や電解質の調節を行いながら腎盂へ送り込む管状構造です。
集合管(collecting duct)とは、腎臓のネフロン(腎単位)を構成する尿細管の末端に続く管状構造で、複数のネフロンからの尿を受け取り腎盂へ向けて流す経路です。厳密にはネフロン自体の構成要素ではなく、集合管系として独立した構造とみなされる場合もあります。
集合管の主な役割は尿の最終調整です。具体的には以下の機能を担います。
- 水の再吸収:抗利尿ホルモン(ADH・バソプレシン)の作用でアクアポリン(水チャネル)が挿入され、水を選択的に再吸収して尿を濃縮する
- ナトリウム・カリウム調節:アルドステロンの作用でナトリウムを再吸収し、カリウムを分泌することで体液の電解質バランスを維持する
- 酸塩基平衡:水素イオンや重炭酸イオンの分泌・再吸収を通じて体内のpHを調節する
脱水時にはADHが大量に分泌されて集合管の水透過性が高まり、濃縮された少量の尿が生成されます。逆に水分過多ではADH分泌が低下し、希薄な多量の尿が排出されます。
尿崩症(ADH欠乏または集合管のADH抵抗性)や過アルドステロン症などの疾患は、集合管の機能異常と密接に関連しています。
使い方・例文
「脱水状態ではADHが集合管に作用して水の再吸収を増やし、尿量が減って濃い尿が出る」というように、腎生理学や体液調節の説明で登場します。
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