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陰部洗浄とは?

いんぶせいじょう

排泄物や分泌物による汚染を除去し、感染皮膚障害を予防するために、外陰部・肛門周囲を専用の方法で清潔にするケアです。

陰部洗浄とは、外陰部から肛門周囲(会陰部)を温湯や専用洗浄剤で洗い清め、排泄物・分泌物による汚染を除去するケアです。自力での清潔維持が困難な高齢者や手術後の患者、尿・便失禁のある患者に対して、看護師や介護職員が定期的に行います。

陰部はもともと常在菌が多く粘膜にも近い部位であるため、排泄物が付着したまま放置されると尿路感染症皮膚炎・褥瘡(床ずれ)のリスクが高まります。また、カテーテルを留置している患者ではカテーテル関連尿路感染症(CAUTI)の防止の観点からも陰部洗浄は重要です。

洗浄の際は、尿道から肛門方向へ(前から後ろへ)拭き取ることが原則であり、逆方向は腸内細菌を尿道に持ち込むリスクがあります。使用する洗浄剤は弱酸性・低刺激のものが推奨され、石鹸の成分が残らないよう十分なすすぎが必要です。体位は仰臥位が基本ですが、側臥位を組み合わせて肛門周囲まで確認します。

羞恥心への配慮とプライバシーの確保を徹底することが、ケアの質と患者の尊厳を守るうえで欠かせません。

使い方・例文

排泄コントロールが難しい入院患者に対して、排泄後や就寝前に看護師が陰部洗浄を行い、皮膚トラブルを予防します。

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