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陰圧閉鎖療法とは?

いんあつへいさりょうほう

陰圧閉鎖療法とは、創部を密閉した上で陰圧(負圧)をかけることで治癒を促進する、慢性創傷や難治性潰瘍に用いられる創傷管理法です。

陰圧閉鎖療法(NPWT:Negative Pressure Wound Therapy)は、創傷部位を専用のフォームドレッシングと粘着フィルムで密封し、持続的または間欠的に陰圧(マイナスの圧力)を加えることで創部の治癒環境を整える治療法です。VAC療法(Vacuum Assisted Closure)とも呼ばれ、難治性の創傷管理において標準的な手法となっています。

陰圧をかけることによる主な効果は次のとおりです。

  • 余分な滲出液(浸出液)の継続的な排出
  • 細菌の増殖抑制・感染リスクの低減
  • 創部への血流促進と肉芽組織の形成促進
  • 創縁の引き寄せによる創面積の縮小
  • 組織への酸素供給改善

適応となる創傷は幅広く、糖尿病性足潰瘍・褥瘡・術後感染創・外傷性開放創・熱傷後創などがあります。専用のポンプ装置とカニスター(排液ボトル)を使用し、通常80〜125mmHgの陰圧を維持します。ドレッシング交換は2〜3日に1回程度で、従来の連日交換型ドレッシングに比べて看護師の処置時間を短縮できる利点もあります。

使い方・例文

糖尿病性足潰瘍の患者に陰圧閉鎖療法を導入したところ、肉芽組織の形成が促進され、従来の治療より短期間で植皮術に適した創床を準備できました。

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