鏡山旧錦絵とは?
かがみやまこきょうのにしきえ
鏡山旧錦絵とは、江戸時代の人形浄瑠璃・歌舞伎の演目で、江戸城大奥を舞台に女性同士の確執と敵討ちを描いた、お家騒動ものの代表的な作品です。
「鏡山旧錦絵(かがみやまこきょのにしきえ)」は、江戸時代後期の人形浄瑠璃および歌舞伎の演目で、江戸城大奥を舞台とした「お家騒動」もののひとつです。浄瑠璃作家・山田案山子らによって書かれ、のちに歌舞伎に取り入れられて広く上演されました。
物語の中心は、大奥の女中・お初が主君の女中頭・岩藤から受けた屈辱の仇を討つという敵討ちの筋立てです。身分の差による虐待と、それに耐えかねた尾上(おうえ)の悲劇的な死、そしてお初による復讐という展開が核心をなしています。江戸時代の女性社会の厳しい序列と人間ドラマを鮮烈に描いた作品として評価されています。
作品の特徴と見どころを挙げると以下のとおりです。
- 大奥という特殊な閉鎖空間を舞台にした緊張感
- 女性のみが中心となる「女歌舞伎」的な演目構成
- 岩藤とお初・尾上の対比による善悪の描写
- 敵討ちという日本の伝統的な義の概念の体現
「鏡山旧錦絵」は大奥を舞台にした歌舞伎の先駆的作品として位置づけられており、江戸時代の武家社会・女性社会を知るうえでも資料的価値があります。現代でも時折上演され、歌舞伎の古典演目として継承されています。
使い方・例文
江戸時代の大奥文化を紹介する書籍や番組、または歌舞伎の演目解説で「鏡山旧錦絵」として登場し、女性中心の歌舞伎演目を学ぶ際にも挙げられます。
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