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鳴神とは?

なるかみ

鳴神とは、歌舞伎十八番のひとつで、雷を司る修験者の僧が女性の色仕掛けに翻弄される姿を描いた荒事の演目です。

鳴神(なるかみ)は、歌舞伎十八番のひとつに数えられる歌舞伎の演目です。歌舞伎十八番とは、初代市川團十郎の芸風を受け継ぐ荒事(あらごと)系の演目として七代目市川團十郎が選定した18作品の総称であり、鳴神はその代表作のひとつとして特に知られています。

あらすじは、雷神の化身ともされる強大な法力を持つ高僧・鳴神上人が、天皇の勅命に従わなかったとして竜神を滝壺に封じ込め、雨を止めてしまったところから始まります。宮中はこの旱魃に苦しみ、朝廷は美女・白雲(雲野絶間姫とも)を遣わして上人を懐柔しようとします。色仕掛けに乗せられた上人は戒律を破って飲酒し、酔いに任せて滝壺の封印を解いてしまいます。我に返った上人は激怒し、雷神へと変貌する荒事の見せ場へとつながります。

この演目の見どころは、

  • 前半の仏道に篤い威厳ある僧の姿と後半の荒々しい雷神への変貌の対比
  • 隈取りや衣装の早変わり
  • 荒事独特の大見得・豪快な動き
  • 女形の妖艶な演技との掛け合い

という点にあります。「引き抜き」と呼ばれる衣装の素早い変換が視覚的な効果を高め、客席を沸かせる名場面として今も愛されています。

使い方・例文

「今月の歌舞伎座の演目は鳴神で、七代目の荒事の真骨頂が見られる」というように、歌舞伎鑑賞の文脈で使われます。歌舞伎十八番の解説や日本の伝統芸能の紹介でも頻繁に登場する演目です。

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