柿山伏とは?
かきやまぶし
柿山伏は、日本の伝統的な狂言の演目で、柿を盗み食いした山伏が木の主にからかわれるおかしみを描いた滑稽劇です。
柿山伏(かきやまぶし)は、日本の伝統芸能である狂言の代表的な演目のひとつです。狂言は能楽の合間に演じられる喜劇的な芸能で、室町時代から受け継がれてきました。
あらすじは次のとおりです。山伏(修験道の行者)が旅の途中で柿の木を見つけ、勝手に実を取って食べていると、木の持ち主の男に見つかってしまいます。男は木の上にいる山伏に気づいていながら、「あの木には鳥がいる」とわざと惚けて、さまざまな鳥の鳴きまねや動きをさせます。山伏は見つかってはまずいと思いながら、男に言われるがまま烏・鳶・雉などの鳥の声をまねしていきます。最後は木から落とされるという結末で、威厳を保とうとしながら恥をかく山伏の姿が笑いを誘います。
この演目の見どころは、権威ある存在とされた山伏が庶民の男に翻弄されるという逆転の構図にあります。狂言特有の誇張した動きや発声、テンポよい掛け合いが楽しめる作品で、子ども向けの鑑賞教材としても広く親しまれています。和泉流・大蔵流など各流儀で演じられており、現代でも定期公演で上演される機会の多い演目です。
使い方・例文
学校の教科書や芸術鑑賞会で狂言が取り上げられる際に、『柿山伏』はわかりやすくユーモラスな演目として頻繁に選ばれます。
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