鉄観音とは?
てっかんのん
鉄観音とは、中国・福建省安渓を原産とする青茶(烏龍茶)の最高級品種のひとつで、花のような香りとコクのある味わいが特徴のお茶です。
鉄観音(てっかんのん、Tieguanyin)は、中国・福建省泉州市安渓県を主産地とする烏龍茶の代表的な品種です。「鉄観音」の名は、その重さ(鉄のように重い茶葉)と仏教の観音菩薩に由来するとされ、いくつかの伝説が存在します。
製造工程は発酵度の調整が非常に繊細で、摘採した茶葉を日干し・萎凋・揺青(振り動かして発酵を促す)・殺青(加熱して発酵を止める)・揉捻・乾燥という工程を経て仕上げます。発酵度は軽発酵から重発酵まで幅があり、これによって香りと味わいが大きく異なります。
- 清香型(軽発酵):緑茶に近い清々しい香りと爽やかな味
- 浓香型(重発酵・焙煎):花蜜のような深みのある香りとコクのある味
- 陳香型(熟成):長期保存による独特の熟成風味
鉄観音は茶芸(茶道)の世界でも特に重視され、中国の「工夫茶(功夫茶)」で小さな茶壺(急須)と茶杯を使ってゆっくり楽しむのが正統的な飲み方です。茶葉が球状に丸められているのも鉄観音の特徴で、お湯を注ぐと徐々に開いて香りが立ちます。中国の十大名茶のひとつに数えられ、国内外で高い評価を受けています。
使い方・例文
中国茶専門店や台湾系カフェで「鉄観音」と注文すると、花のような甘い香りとほのかな渋みが調和した烏龍茶が提供されます。
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