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那智黒とは?

なちぐろ

那智黒とは、和歌山県那智勝浦町付近で産出される黒色の粘板岩で、硯(すずり)の材料や碁石として珍重される日本の伝統的な天然石です。

那智黒(なちぐろ)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町周辺の山地から産出される黒色の粘板岩(スレート)です。その名は熊野那智大社で有名な那智の地名に由来しています。

那智黒の特徴はその深みのある漆黒の色と、緻密で均一な石質にあります。この性質が工芸品の材料として非常に優れており、古くから重用されてきました。主な用途は以下の通りです。

  • 碁石:白の蛤碁石と対になる黒碁石の最高素材として知られる
  • 硯(すずり):墨のすれが良く、書道用品として珍重される
  • 置物・装飾品:磨くと美しい光沢が出るため、インテリア用品にも使われる

那智黒の碁石は、蛤(はまぐり)の貝殻から作られる白石と組み合わせて使われる最高品質の碁石セットの定番です。碁石の厚みや仕上がりの滑らかさによって等級が分けられ、最上等のものは非常に高価です。

近年は採掘量が減少しており、希少価値が高まっています。那智黒を使った碁石や硯は、伝統工芸品として国内外の愛好家に求められる逸品です。また、那智勝浦町ではお土産品としても広く販売されており、地域の特産物として観光振興にも貢献しています。

使い方・例文

「囲碁の本格的な対局には那智黒の碁石と蛤碁石のセットが最高とされており、コレクターの間でも人気が高い」というように、囲碁用品や伝統工芸品の話題で登場します。

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