遺伝子組み換えとは?
いでんしくみかえ
遺伝子組み換えとは、ある生物の遺伝子を取り出し、別の生物のDNAに組み込む技術によって、生物の性質を意図的に変える操作のことです。
遺伝子組み換えは、遺伝子工学の技術を使い、特定の遺伝子を別の生物のゲノムに導入することで、自然界では生じにくい形質(特性)を持たせる技術です。1970年代に基礎技術が確立され、農業・医療・工業などの分野で広く応用されています。
主な応用分野は次のとおりです。
- 農業(GMO作物):除草剤耐性や害虫抵抗性を持つ大豆・トウモロコシ・綿花などが商業栽培されている
- 医療・医薬品:インスリン・成長ホルモンなどの医薬品が遺伝子組み換え微生物によって生産されている
- 研究用途:疾患モデル動物の作成や遺伝子機能の解明に利用
メリットとしては、農薬使用量の削減・生産性の向上・医薬品の安定供給などが挙げられます。一方で、生態系への影響・アレルギーリスク・企業による種子支配といった懸念もあり、世界各国で規制や表示義務が設けられています。
日本では、遺伝子組み換え食品に表示義務があり、消費者が選択できる仕組みが整備されています。近年はゲノム編集技術(CRISPR-Cas9など)の登場により、より精密な遺伝子改変が可能になりつつあり、遺伝子組み換えとは区別して議論されることも増えています。
使い方・例文
スーパーの食品売り場で「遺伝子組み換えでない」と表示された豆腐や油を見かけた場合、その表示は遺伝子組み換え大豆を原料に使っていないことを示しています。
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