遣唐使とは?
けんとうし
遣唐使とは、7世紀から9世紀にかけて日本が唐(中国)に派遣した公式の外交使節団で、先進的な文物・制度・文化を日本に持ち帰った重要な国際交流の担い手です。
遣唐使(けんとうし)は、630年から894年の約260年間に、日本(当時の大和朝廷・律令国家)が中国の唐王朝へ派遣した公式の外交使節団です。正式な国書を携えた大使を筆頭に、副使・判官・録事・医師・学問僧・留学生など多くの人々が船団を組んで渡航しました。派遣された回数は15〜20回(数え方によって異なる)とされています。
- 律令制度の整備:唐の法律・行政制度を参考に日本の律令(大宝律令・養老律令)が整えられた
- 仏教・儒教の普及:高僧や経典が伝わり、日本の宗教・思想・文化に深く根付いた
- 文字・文学:漢字や漢籍が持ち込まれ、日本語表現の基盤となった
- 建築・美術・音楽:唐の様式が奈良・平安の文化に大きな影響を与えた
著名な関係者として、留学して長年唐に仕えた阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)や、鑑真(がんじん)を日本に招いた遣唐使船の話が知られています。894年、菅原道真(すがわらのみちざね)の建議によって派遣が停止され、以降は日本独自の国風文化(こくふうぶんか)が発展していきました。遣唐使の廃止は日本文化の自立化の象徴的な出来事として歴史的に重要視されています。
使い方・例文
歴史の授業では「630年に初めて遣唐使が派遣された」と学びます。当時の遣唐使船は非常に危険な航海で、嵐による難破も多く、命がけの渡航でした。
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