朝廷とは?
ちょうてい
朝廷とは、天皇を頂点とする日本の古代・中世の中央政府機関で、律令制に基づいて国政を行った権力の中枢です。
朝廷(ちょうてい)とは、天皇を中心として構成された日本の国家統治機構を指します。古代から中世にかけて政治の中心として機能し、律令制(りつりょうせい)のもとで官僚組織が整備されて全国を統治しました。
朝廷の成立は7世紀ごろとされており、大化の改新(645年)を経て律令国家体制が確立されると、太政官(だじょうかん)を頂点とする中央官制が整えられました。都(みやこ)に置かれた朝廷は、律令・格式(きゃくしき)と呼ばれる法体系によって地方の国衙(こくが)・郡家(ぐうけ)を通じた統治を行いました。
平安時代中期以降、藤原氏による摂関政治が展開され、天皇の外戚として実権を握る政治形態が定着しました。その後、院政(上皇による政治)が行われる時期を経て、武士の台頭とともに政治の実権は次第に武家政権(鎌倉幕府・室町幕府など)へと移っていきました。しかし朝廷自体は存続し、権威の源泉として江戸時代まで続きました。
明治維新(1868年)では「王政復古」が宣言され、朝廷が再び政治の中心に位置づけられ、近代国家としての天皇制政府が成立しました。現代では「朝廷」は主に歴史用語として用いられています。
使い方・例文
歴史の授業や時代小説で「朝廷が征夷大将軍を任命した」という表現が登場するように、朝廷は武家政権に対する権威の源泉として描かれることが多いです。
この用語をシェア
最終更新: