輸液ポンプとは?
ゆえきぽんぷ
輸液ポンプとは、点滴液や薬液を正確な速度・量で患者の体内に投与するために用いられる医療機器です。
輸液ポンプは、静脈内点滴(輸液)の流量を自動的かつ精密に制御するための医療機器です。単純な自然落下式点滴では流量が体位や血圧の変化などにより変動してしまうため、より正確な投与が必要な場面で輸液ポンプが使用されます。
輸液ポンプの仕組みは、主にローラーポンプ方式(チューブをローラーで圧迫して液体を送り出す)とシリンジポンプ方式(注射器のシリンジを機械的に押して少量を精密投与する)に大別されます。シリンジポンプは特に微量の薬液投与に適しており、昇圧剤や鎮静剤などの投与に多く使われます。
輸液ポンプの主な特徴・機能は以下の通りです。
- 1時間あたりの投与量(mL/h)を設定して自動制御できる
- 空気混入・閉塞・残量低下などを検知してアラームで知らせる
- 積算投与量の表示・管理が可能
- 電源確保のためバッテリーを内蔵しており、移動時も使用できる
重症患者の管理が行われるICUや手術室、救急搬送中など、薬液の過不足が生命に直結する場面で特に重要な機器です。日本では医療機器として厚生労働省の承認が必要であり、使用には専門的な訓練が求められます。
使い方・例文
入院中の患者が「1時間に50mLのペースで点滴する」という指示を受けた場合、輸液ポンプに流量を設定して正確に投与が管理されます。
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