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輸出細動脈とは?

ゆしゅつさいどうみゃく

輸出動脈とは、腎臓の糸球体から血液が出ていく側の細動脈で、糸球体内圧を調節し腎臓の濾過機能に重要な役割を果たす血管です。

輸出動脈(efferent arteriole)とは、腎臓のネフロンにおいて、糸球体(毛細血管の塊)からの血液を受け取り次の毛細血管網へと送り出す細動脈です。糸球体に血液を送り込む「輸入細動脈(afferent arteriole)」と対になる構造で、糸球体の出口側に位置することから「輸出(efferent:外へ向かう)」と呼ばれます。

輸出細動脈の太さ(収縮・拡張)は糸球体内圧を大きく左右します。輸出細動脈が収縮すると糸球体内の圧力が上昇し、尿の元となる原尿の生成(糸球体濾過)が促進されます。逆に拡張すると圧力が低下し、濾過量が減少します。この調節はホルモン(アンジオテンシンII・プロスタグランジンなど)や自律神経によって精密にコントロールされています。

輸出細動脈を出た血液はその後、皮質ネフロンでは管周囲毛細血管網に、傍髄質ネフロンでは直血管(vasa recta)と呼ばれる細長い血管網に分布し、尿細管における再吸収や分泌を支えます。

アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)やアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)は輸出細動脈を拡張させ糸球体内圧を下げることで、糖尿病性腎症などの腎保護に使われます。

使い方・例文

「ACE阻害薬は輸出細動脈を拡張させて糸球体内圧を下げ、腎臓への負担を軽減する」というように、腎生理学や腎疾患の治療薬説明で登場します。

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