踏み絵とは?
ふみえ
踏み絵とは、江戸幕府がキリスト教徒を発見するために、キリストや聖母マリアの像を踏ませて信仰を確認した検査のことです。
踏み絵(ふみえ)とは、江戸時代に幕府や各藩がキリスト教(切支丹)の信者を発見・排除するために実施した宗教審査の一形式です。キリスト・聖母マリアなどを描いた銅板や木板の像(絵踏みの板)を地面に置き、それを人々に踏ませることで、踏めない者がキリスト教信者であると判断しました。
踏み絵は正確には「絵踏み(えぶみ)」という行為を指し、その際に使用する板を「踏み絵」と呼びます。17世紀初頭にキリスト教が禁じられた後、島原の乱(1637〜1638年)を経てキリスト教弾圧が強化される中で制度化されました。長崎では毎年正月に庶民が絵踏みを行うことが義務付けられ、その後各地に広まりました。
使われた踏み絵には以下のような種類があります。
- 銅製のメダイ(メダル)に彫刻したもの
- 木板に彫刻・描画したもの
- 磁器や金属製の板状のもの
踏み絵は幕府によるキリスト教弾圧の象徴として歴史に刻まれており、現代では「良心に反することを強制される状況」を比喩的に指す表現としても使われます。現存する踏み絵のいくつかは国立博物館などに所蔵されています。
使い方・例文
「隠れキリシタンたちは踏み絵を迫られながらも信仰を捨てず、踏む行為そのものを密かな贖罪の儀式と捉えたとも伝えられる。」
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