足三里とは?
あしさんり
足三里とは、膝下外側にある経穴(ツボ)で、胃腸の不調や全身の疲労に効果があるとされる代表的なツボです。
足三里(あしさんり)とは、東洋医学における経穴(ツボ)の一つで、足の陽明胃経の第36番目のツボです。膝のお皿(膝蓋骨)の下から指4本分(約3寸)下がったところ、脛骨の外側に位置します。
「三里」の名称は「三里の道を歩ける」という意味とも、「三つの里(距離)分の効能が及ぶ」とも解釈されます。古来より「万能のツボ」として知られ、胃腸機能の調整・消化促進・食欲不振・嘔吐・下痢・便秘などの消化器症状に対して特に効果が高いとされます。
また、全身の免疫力向上・疲労回復・膝や脚の痛み緩和にも使われます。日本では江戸時代の俳人・松尾芭蕉が旅の前に足三里に灸をすえて脚力を整えたという記録が『奥の細道』に残っており、民間でも広く知られてきました。
現代の研究でも、足三里への鍼灸刺激が胃腸運動や免疫機能に影響を与えることを示す報告があり、鍼灸臨床で最も頻繁に使用される経穴の一つです。指圧やお灸でも刺激でき、セルフケアにも活用されています。
使い方・例文
胃がもたれるときに足三里を指で押すと消化を促す効果が期待でき、お灸をすえる健康法としても広く行われています。
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