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越中国とは?

えっちゅうのくに

中国とは、現在富山県にあたる令制国で、北陸道に属し日本海に面した豊かな自然と文化を持つ地域です。

中国(えっちゅうのくに)は、律令制度のもとで設置された令制国のひとつで、現在富山県のほぼ全域に相当します。北陸道に属し、東は信濃国飛騨国、西は能登国加賀国に接し、北は日本海に面していました。

越中国の成立は7世紀後半から8世紀初頭とされ、当初は越国(こしのくに)の一部でした。その後、越前・越中・越後の三国に分割され、現在の名称が定まりました。国府は現在の富山県高岡市付近に置かれたと考えられています。

越中国は万葉集と深いつながりを持つ地としても著名です。奈良時代の歌人・大伴家持が国守(こくしゅ)として赴任し、在任中に多くの歌を詠みました。万葉集全20巻のうち約470首が越中で詠まれたとされ、「越中万葉」として高く評価されています。

中世には守護大名の争いが続き、戦国時代には上杉謙信や織田信長の勢力争いの場となりました。江戸時代には加賀藩(前田氏)の支配下に入り、農業・薬売り・漆器など独自の産業文化が育まれました。現在も富山の薬売り(置き薬)や高岡銅器など、越中国時代に根ざした伝統産業が続いています。

使い方・例文

万葉集の授業や北陸の歴史を学ぶ場面で「大伴家持が越中国守として赴任し多くの歌を残した」という文脈で越中国という名称が登場します。

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