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超硬合金とは?

ちょうこうごうきん

超硬合金とは、非常に硬い金属炭化物を焼き固めた複合材料で、切削工具や耐摩耗部品に広く使われます。

超硬合金とは、主にタングステンカーバイド(WC)の微粉末をコバルト(Co)などの金属バインダーと混合し、高温高圧で焼結して製造した複合材料です。「超硬」という名のとおり、鋼鉄よりもはるかに高い硬度を持ちながら、一定の靭性も兼ね備えています。

製造プロセスは粉末冶金と呼ばれる手法を用います。タングステン鉱石から精製したタングステンを炭化処理してWC粉末を作り、コバルト粉末と混合・成形したのちに約1400〜1500℃で焼結します。焼結後は非常に均質で緻密な組織となり、ビッカース硬度1500〜2000HV程度を達成します。

超硬合金の主な用途には次のものがあります。

  • 金属・木材・樹脂の切削バイトやドリル刃
  • 金型・プレス型の摺動部品
  • 土木・採掘用の掘削ビット
  • 半導体基板の微細加工ツール

組成を変えることで硬さと靭性のバランスを調整でき、コバルト比率が増えるほど靭性が高まります。現代の製造業において超硬合金は加工精度と工具寿命を支える不可欠な素材であり、高速切削や難削材加工の発展に大きく貢献しています。

使い方・例文

自動車部品の量産ラインでは超硬合金製のエンドミルやインサートチップが使われており、鋼材を高速かつ高精度に切削するためにほぼすべての機械加工現場で登場します。

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