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蟻継ぎとは?

ありつぎ

蟻継ぎとは、木材の継手技法のひとつで、断面がアリ(蟻)の腹に似た台形の凹凸を組み合わせて接合する伝統的な木工技術です。

蟻継ぎ(ありつぎ)とは、木材を長手方向や直角方向に接合する際に用いられる継手(つぎて)の一種で、一方の木材に先端が広がった台形の「雄(オス)」を、もう一方に同形の「雌(メス)」の溝を彫り、引き抜き方向の力に強い接合を実現する技法です。断面形状がアリ(蟻)の腹部に似ていることから「蟻継ぎ」と呼ばれます。

蟻継ぎの最大特徴は、接合部が機械的にロックされ、引張り力に対して釘や接着剤なしでも外れにくい点にあります。テーパー(台形のテーパー角度)の設計によって強度と組み込みやすさのバランスが決まり、熟練した技術が必要です。

代表的な蟻継ぎの種類には以下があります。

  • 平蟻継ぎ:最も基本的な形で、引き出しの側板接合などに使われる
  • 包み蟻継ぎ:蟻形が外から見えないように隠した高級仕上げ
  • 鎌蟻継ぎ:梁や桁の長さ方向の継手に用いる伝統建築工法

家具製作では引き出しの四隅の接合に、建築では梁・桁・土台の継ぎ手として広く使われてきました。現代でもハンドメイド家具や伝統建築の修理・復元で活用されており、職人の技量を示す技術として高く評価されています。電動工具やCNCルーターを使った精密な蟻継ぎ加工も普及しています。

使い方・例文

木製引き出しの四隅を見ると、台形の凸凹が交互に組み合った接合部が見えることがあり、これが蟻継ぎの代表的な使用例です。

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