草木染とは?
くさきぞめ
草木染とは、植物の葉・茎・樹皮・果実などから取り出した天然色素を用いて布や糸を染める伝統的な染色技法で、自然由来の独特の風合いと色合いが魅力です。
草木染(くさきぞめ)は、自然界の植物から抽出した色素で繊維を染める染色技法の総称です。合成染料が普及する以前は、世界中で植物・鉱物・動物由来の天然色素による染色が行われており、草木染はその中心的な手法でした。
染色に使われる主な植物素材には以下のようなものがあります。
草木染のプロセスは、植物素材を煮出して染料液を作り、布を浸して色を吸着させます。多くの場合、色を定着・変化させるために「媒染(ばいせん)」と呼ばれる処理を行い、アルミ・鉄・銅などの金属塩の水溶液に布を浸します。同じ染料でも媒染剤の種類によって仕上がりの色が変わるため、色の幅は非常に多彩です。
20世紀後半に山崎青樹らが「草木染」という言葉を広め、現在では手仕事・環境意識の高まりとともに工芸・ファッション・教育の場で見直されています。合成染料にない自然な色のゆらぎや、使い込むほどに変化する色の深みが魅力とされています。
使い方・例文
布を藍の葉で染めた「藍染めのスカーフ」は草木染の代表例です。ワークショップや体験教室でも「草木染体験」として植物から染料を煮出す実習が行われます。
この用語をシェア
最終更新: