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媒染とは?

ばいせん

媒染とは、染色の際に繊維と染料を結びつける助剤(媒染剤)を使う処理のことで、色の定着と色相の調整に用いられます。

媒染(ばいせん)とは、染色工程において、植物・動物由来の天然染料や一部の合成染料を繊維に定着させるために、媒染剤(ばいせんざい)と呼ばれる金属塩などの化学物質を用いる処理のことです。英語では「mordanting(モーダンティング)」と呼びます。

多くの天然染料は繊維への定着力(染着性)が弱く、そのままでは洗濯や日光によって色が落ちやすい状態です。媒染剤を使うことで、染料分子と繊維の間に媒染剤の金属イオンが橋渡し役となり、複合体を形成して色をしっかり定着させます。

代表的な媒染剤には次のものがあります。

  • ミョウバン(アルミニウム系):明るく鮮やかな色に仕上がる
  • 鉄媒染(硫酸第一鉄など):暗く渋い色合いになる
  • 銅媒染(硫酸銅など):緑みを帯びた落ち着いた色になる
  • タンニン(柿渋・五倍子など植物性):天然の媒染助剤

同じ染料でも媒染剤の種類によって発色が大きく変わることがあり、これを利用して一種類の染料から複数の色を生み出す技法も存在します。草木染め・藍染め・紅花染めなど日本の伝統染色から、現代の工芸・ファッション分野まで幅広く活用されています。

使い方・例文

草木染めのワークショップで「ミョウバンを溶かしたお湯に布を浸けてから染める」という作業が媒染にあたります。同じ玉ねぎの皮で染めても、媒染剤を変えると黄色・茶色・オリーブ色と異なる仕上がりになる体験例が多く語られます。

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