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自然堤防とは?

しぜんていぼう

自然堤防とは、河川が洪水時に運んだ土砂が河道両側に堆積して自然に形成された微高地で、集落や農地として古くから利用されてきた地形です。

自然堤防(しぜんていぼう)は、河川の氾濫によって形成される堆積地形のひとつです。洪水時に川が増水すると、河道からあふれた水の流速が急に落ち、粗粒の砂や礫が河岸近くに優先的に堆積します。これが繰り返されることで、川に沿って細長い微高地(自然の土手)が形成されます。

自然堤防の地形的特徴は次のとおりです。

  • 河道に沿って帯状に延び、背後の低地後背湿地)より数十センチ〜数メートル高い
  • 砂質土壌で水はけがよく、洪水に対して相対的に安全
  • 後背湿地は粘土質で排水が悪く水田や湿地に適する

古くから人間はこの微高地に集落を築いてきました。関東平野や濃尾平野・大阪平野など低地の多い地域では、自然堤防上に神社・寺院・集落が連なり、その配列がそのまま集落の立地パターンになっている地域も多くあります。

一方、現代の治水では人工堤防が整備されているため、自然堤防の防水機能よりも、地盤の安定性や土地利用の歴史的背景として注目されることが多くなっています。ハザードマップでも自然堤防の位置は比較的安全なエリアとして示される場合があります。

使い方・例文

関東平野を流れる利根川沿いを地図で見ると、自然堤防上に古い集落が細長く連なり、その背後の低湿地が水田になっているパターンをよく確認できます。

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