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自己血輸血とは?

じこけつゆけつ

自己血輸血とは、手術などで必要になる輸血に備え、事前に自分自身の血液を採取・保存しておく方法です。

自己血輸血(じこけつゆけつ)とは、他人の血液(同種血)を使わず、患者本人があらかじめ採取した血液、または手術中に回収した血液を自分に戻す輸血法の総称です。同種血輸血に伴う感染リスク免疫反応を回避できる点が最大のメリットです。

自己血輸血には大きく3つの方式があります。

  • 貯血式:手術の数週間前から少量ずつ採血し、冷蔵または凍結保存しておく方法。整形外科の人工関節置換術などで多く利用されます。
  • 希釈式:手術直前に血液を採取して乳酸リンゲル液などで薄めた状態で手術を行い、術後に返血する方法。
  • 回収式:手術中に出た血液を専用の機器(セルセーバー)で回収・洗浄・濃縮し、その場で戻す方法。心臓外科手術などで使われます。

自己血輸血のメリットとしては、HIVや肝炎ウイルスなどの感染症移入リスクがゼロである点、輸血後GVHD(移植片対宿主病)の回避、血液型の不適合事故の防止などが挙げられます。一方で、貯血式では採血中の貧血や、術前から体力が低下している患者への適用が難しいといった制限もあります。

宗教的理由(エホバの証人など)で同種血を拒否する患者や、抗体保有者で適合血が見つかりにくい患者にとっても重要な選択肢となっています。

使い方・例文

人工股関節の手術を控えた患者が、術前に3回に分けて自己血を貯血し、術中に自己血輸血を受けることで感染リスクを低減した。

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