腹話術とは?
ふくわじゅつ
腹話術とは、口をほとんど動かさずに声を出し、人形などが話しているように見せる話芸・エンターテインメントの技法です。
腹話術(ふくわじゅつ)とは、口や顔の筋肉をほぼ動かさない状態で声を出し、手に持った人形や操り物が実際にしゃべっているかのように見せる話芸・パフォーマンス技術のことです。英語では「ventriloquism(ベントリロクイズム)」と呼ばれます。
名称の「腹話術」は「腹から声を出す」という意味ですが、実際には声は口や喉から出ています。技術の本質は、唇・口・顎をほとんど動かさないまま明瞭に発声し、人形の口の動きに合わせることで、聴衆の注意をパフォーマー本人ではなく人形に向けさせる点にあります。
腹話術の歴史は古く、古代ギリシャや古代エジプトにも類似した技法の記録があるとされます。近世ヨーロッパでは見世物興行として発展し、舞台芸能として確立されました。日本には江戸時代後期に伝来し、明治以降に普及したといわれています。
現代の腹話術で使われる人形(ダミー)は精巧に作られており、次のような動きができるものもあります。
- 口の開閉
- まぶたの動き・ウインク
- 目玉の左右移動
- 首の回転
バラエティ番組やマジックショー、子ども向けの教育・療育の場など幅広いシーンで活用されており、心理療法(人形を介したコミュニケーション)にも応用されることがあります。
使い方・例文
テレビのお笑い番組でパフォーマーが膝の上に人形を乗せ、二人が漫才のようにやり取りするのは腹話術の典型的な演出です。
この用語をシェア
最終更新: