胎盤絨毛とは?
たいばんじゅうもう
胎盤絨毛とは、胎盤の母体側と胎児側の血液を接触させずに栄養・酸素を交換する、指状の微細な組織突起です。
胎盤絨毛(たいばんじゅうもう、英: placental villus / chorionic villus)は、胎盤を構成する中心的な組織単位で、絨毛膜(じゅうもうまく)から生じる木の枝状の突起構造です。母体の血液が満たす絨毛間腔に浸るように存在し、胎児と母体の間で酸素・栄養素・老廃物を交換します。
- 幹絨毛:太い幹に相当し、支持構造として機能する
- 中間絨毛:幹と末端の中間の形態をとる
- 末端絨毛:最も細く多数分岐し、物質交換の主要な場となる
絨毛表面は合胞体栄養膜(シンシチオトロホブラスト)という多核の細胞層で覆われており、この層が母体血液と直接接することで、効率的な物質交換と免疫的な隔離を実現しています。内部には胎児側の毛細血管が走り、母体の血液とは決して直接混ざらない「二重循環」が維持されます。
妊娠初期の絨毛組織(絨毛膜絨毛)は、絨毛膜絨毛サンプリング(CVS)という出生前診断に用いられ、染色体異常の検査が可能です。また、絨毛性疾患(胞状奇胎など)では絨毛組織が異常増殖します。
使い方・例文
出生前診断の一つである絨毛膜絨毛サンプリング(CVS)では、妊娠10〜13週頃に胎盤絨毛を少量採取してダウン症などの染色体異常を調べます。
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