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肺高血圧症とは?

はいこうけつあつしょう

高血圧症とは、肺の血管血圧が慢性的に高くなる疾患で、息切れや疲労感を主な症状とする重篤な病気です。

高血圧症(はいこうけつあつしょう、Pulmonary Hypertension)は、肺の動脈肺動脈)内の血圧が正常範囲を超えて高い状態が続く疾患です。通常、安静時の肺動脈平均圧が25mmHg以上の場合に肺高血圧症と診断されます(近年は20mmHg超を基準とする見解もあります)。

肺高血圧症が発生すると、心臓(特に右心室)が肺に血液を送り出す際に大きな負担がかかります。長期化すると右心室が肥大・肥厚し、最終的に右心不全を引き起こすリスクがあります。

肺高血圧症は原因によって複数のグループに分類されています。

  • 肺動脈性肺高血圧症(PAH):原因不明(特発性)や遺伝性・薬物性など
  • 左心疾患に伴うもの:弁膜症や心不全に続発する
  • 肺疾患・低酸素血症に伴うもの:慢性閉塞性肺疾患(COPD)など
  • 慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH):血栓が肺血管に残ることで起こる

主な症状は、労作時の息切れ・疲労感・動悸・失神などです。症状が軽い初期には発見が遅れることが多く、診断時にはすでに病状が進行していることもあります。治療には肺血管拡張薬・抗凝固薬・利尿薬などが用いられ、重症例では肺移植が選択されることもあります。早期発見・早期治療が予後を大きく左右する疾患です。

使い方・例文

原因不明の息切れが続く患者の検査で肺動脈圧が高いと判明した際に「肺高血圧症」という診断が下される場面が典型的です。膠原病や先天性心疾患の患者が合併症として肺高血圧症を発症するケースも知られています。

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