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肺動脈とは?

はいどうみゃく

動脈とは、心臓の右心室から肺へ向かって静脈血(酸素の少ない血液)を送り出す血管です。

動脈(はいどうみゃく)は、心臓の右心室と肺をつなぐ血管で、全身を巡って酸素を使い果たした静脈血(二酸化炭素を多く含む血液)を肺へ運ぶ役割を担います。英語では「pulmonary artery」といいます。

血液循環は「体循環(大循環)」と「肺循環(小循環)」の2つからなります。肺動脈は肺循環の出発点です。右心室から出た肺動脈は、すぐに左右の肺動脈に分岐し、それぞれ左肺・右肺へと向かいます。肺内でさらに細かく枝分かれして肺毛細血管となり、肺胞でガス交換(二酸化炭素を放出し酸素を取り込む)が行われます。

「動脈」という名称がついていますが、体内を巡る一般的な動脈(酸素に富んだ血液を運ぶ)とは異なり、肺動脈は静脈血を運ぶ点が特徴的です。これは「心臓から出る血管=動脈」という解剖学的な命名規則によるものです。

肺動脈に関連する主な疾患には以下のものがあります。

  • 肺動脈血栓塞栓症(肺塞栓症):深部静脈血栓が肺動脈を詰まらせる緊急状態
  • 肺動脈高血圧症:肺動脈の血圧が異常に高くなる難病
  • 先天性心疾患(肺動脈狭窄症など):心臓の形成異常による肺動脈の障害

心臓外科・呼吸器内科・循環器内科で頻繁に扱われる重要な血管です。

使い方・例文

エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)が重症化すると、血栓が肺動脈を塞ぐ「肺塞栓症」を引き起こすことがあります。心臓や肺の解剖学の説明でも肺動脈は必ず登場します。

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