先天性心疾患とは?
せんてんせいしんしっかん
先天性心疾患とは、生まれつき心臓や大血管の構造に異常がある病気の総称で、最も多い先天性疾患のひとつです。
先天性心疾患は、生まれつき心臓や心臓につながる大血管の構造に何らかの異常がある状態を指します。出生100人に対して約1人の割合で見られる比較的頻度の高い先天異常であり、その種類は非常に多様です。
主な先天性心疾患の種類には以下のものがあります。
- 心室中隔欠損症(VSD):左右の心室を隔てる壁に穴が開いている最も多い型
- 心房中隔欠損症(ASD):左右の心房を隔てる壁に穴がある
- 動脈管開存症(PDA):出生後に閉じるべき血管(動脈管)が残存する
- ファロー四徴症:心室中隔欠損・肺動脈狭窄など4つの異常が合わさった複雑型
症状は疾患の種類や程度によって異なり、無症状で自然閉鎖するものから、チアノーゼ(皮膚が青紫色になる)・心不全・成長障害を引き起こす重篤なものまでさまざまです。
原因は遺伝的要因・染色体異常(ダウン症候群など)・妊娠中の風疹感染・特定の薬物や化学物質への曝露などが知られていますが、多くの場合は明確な原因が特定できません。治療は薬物療法・カテーテル治療・外科手術などがあり、医療の進歩により多くの患者が成人まで生存できるようになっています。
使い方・例文
生後間もない新生児が「心臓に穴が開いている」と診断される際に使われる言葉で、定期的な心臓超音波検査による経過観察や必要に応じた外科手術が行われます。
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