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肺胞マクロファージとは?

はいほうまくろふぁーじ

肺胞マクロファージとは、肺の末端にある肺胞内に常駐する免疫細胞で、吸い込んだ異物・細菌・死細胞を貪食して肺を守る第一線の防衛役です。

肺胞マクロファージ(alveolar macrophage)とは、肺の末端に位置する肺胞(ガス交換が行われる小さな袋状の構造)の内腔表面に常駐するマクロファージ(大食細胞)の一種です。組織常在性マクロファージの中でも特に豊富に存在し、肺の免疫防御において中心的な役割を担います。

肺胞マクロファージの主な機能は以下のとおりです。

  • 異物貪食:吸入された細菌・カビ・粉塵・微粒子を取り込んで分解し、肺胞を清潔に保つ
  • アポトーシス細胞の除去:老廃した細胞を貪食することで炎症を最小限に抑える
  • 炎症調節:通常は過剰な炎症反応を抑制する方向に働き、ガス交換の場として肺の恒常性を維持する
  • 抗原提示:病原体の断片をT細胞に提示し、獲得免疫応答を開始させる

タバコ煙や大気汚染物質などの慢性的な刺激により肺胞マクロファージが過剰に活性化すると、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や肺線維症の病態形成に関与することが知られています。また新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における重症化でも、肺胞マクロファージの機能異常と過剰なサイトカイン産生が注目されました。

使い方・例文

「喫煙者の肺では肺胞マクロファージがタールや有害物質を絶えず処理しているが、その能力を超えると炎症が慢性化する」というように、呼吸器医学の文脈で使われます。

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