縦中横とは?
たてなかよこ
縦中横とは、縦書きの文章の中で横書き表記が必要な数字やアルファベットを、縦方向の行内に90度回転させずにそのまま収める組版技法です。
縦中横(たてちゅうよこ)とは、縦書きの文章の中で数字や欧文字などを横向きのまま1マスに収める組版(くみはん)の処理技術です。日本語や中国語など、縦書きが一般的な言語の文書において、アラビア数字・ローマ字・記号といった横書き前提の文字を自然に見せるために用いられます。
具体的には、「2024年」や「3つ」のように数字が登場する場面で、縦書きの行の流れを崩さずに2桁程度の数字を横並びに表示させます。1桁の数字や漢数字はそのまま縦に並べられますが、2〜3桁の数字を1文字分のスペースにまとめて横向きに配置するのが縦中横の典型的な使い方です。
組版上のルールとしては以下のような目安があります。
- 2〜3桁の数字を対象とすることが多い(4桁以上は他の方法で処理)
- 「%」「℃」などの単位記号にも適用される場合がある
- CSS では text-combine-upright プロパティで実現できる
- InDesign などのDTPソフトでも専用の縦中横設定が用意されている
縦書きの日本語文書において可読性と美観を保つために欠かせない技術であり、小説・新聞・雑誌・電子書籍など縦組みのあらゆる場面で活用されています。デジタル組版においてもW3Cの仕様として標準化が進んでいます。
使い方・例文
縦書きの小説や新聞で「第3章」「午後7時」のように数字が縦の行に収まっているのが縦中横の例です。Webの縦書きコンテンツでは CSS の text-combine-upright: all を指定することで実現できます。
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