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線維筋痛症とは?

せんいきんつうしょう

線維筋痛症とは、全身の広範囲慢性的な痛みと疲労が続く原因不明の疾患です。

線維筋痛症(せんいきんつうしょう、Fibromyalgia)は、全身の筋肉関節・腱などに慢性的な広範囲の痛みが生じる疾患です。痛みのほかにも、強い疲労感・睡眠障害・認知機能の低下(「フィブロフォグ」とも呼ばれる集中力の低下や物忘れ)・頭痛うつ症状などを伴うことが多く、生活の質に大きな影響を与えます。

原因はまだ完全には解明されていませんが、中枢神経系の痛み感受性の異常(中枢性感作)が関与していると考えられています。脳や脊髄が痛みの信号を増幅して処理してしまうため、通常では痛みを感じない程度の刺激にも強い痛みを感じるようになります。炎症や組織の損傷は伴わないため、血液検査や画像検査では異常が見つかりにくく、診断が遅れるケースも少なくありません。

診断にはアメリカリウマチ学会の基準が広く用いられており、「全身の広範囲な痛みが3か月以上続く」ことが主な要件です。患者の多くは女性で、30〜50代に多いとされていますが、男性や子どもにも発症します。

治療には薬物療法(鎮痛薬・抗うつ薬・抗てんかん薬など)と非薬物療法(有酸素運動・認知行動療法・睡眠改善)を組み合わせた集学的アプローチが推奨されています。完全な治癒が難しいケースもありますが、適切なケアで症状を和らげることができます。

使い方・例文

「全身が痛くて動けない日が続いたため病院を受診したところ、線維筋痛症と診断された」のように、慢性疼痛の原因として登場します。

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