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細辛とは?

さいしん

細辛とは、ウマスズクサ科の植物の根および根茎を乾燥させた生薬で、強力な温経散寒・鎮痛作用を持ち、寒証の頭痛や歯痛などに用いられます。

細辛(さいしん)は、Asiasarum sieboldii(ウスバサイシン)やAsarum heterotropoidesなどウマスズクサ科の植物の根および根茎を乾燥させた生薬です。強い辛みと芳香を持ち、少量で強い効果を発揮することから「一銭(約3g)が命をとる」とも言われるほど、毒性にも注意が必要な生薬として知られています。

細辛に含まれるアサリニンメチルオイゲノールなどの成分が、鎮痛・局所麻酔様作用・温経(経絡を温める)作用をもたらします。

漢方における主な効能は以下の通りです。

  • 散寒止痛:寒邪を追い払い、頭痛・歯痛・関節痛を緩和
  • 温肺化飲:肺を温めて水飲(水分の滞り)を除き、咳・喘息を改善
  • 通鼻竅:鼻の通りをよくし、鼻閉・副鼻腔炎を改善

代表的な処方としては、「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」「葛根湯加川芎辛夷」などがあります。現代では花粉症・気管支炎・冷え性・慢性副鼻腔炎などに活用されています。ただし、アリストロキア酸を含む場合があり、品種・使用量の管理が重要です。

使い方・例文

アレルギー性鼻炎や花粉症の漢方治療として処方される「小青竜湯」の成分一覧に「細辛」が記載されており、漢方薬局や医療機関でその説明を受けることがあります。

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