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紅板症とは?

こうばんしょう

紅板症とは、口腔粘膜に生じる鮮やかな赤色の病変で、他の疾患に帰属できないものをいい、がんへの移行リスクが高い前がん病変のひとつです。

紅板症(こうばんしょう)とは、口腔粘膜に生じる、原因不明の鮮紅色(真っ赤)の境界明瞭な斑状病変です。臨床的・病理組織学的に他の疾患に診断されないものをいいます。英語ではエリスロプラキア(erythroplakia)と呼ばれます。

白板症(白い病変)と並んで口腔の前がん病変として知られており、そのがん化率(悪性転化率)は白板症より高く、病変の一部または多くにすでに高度異形成や上皮内がんが含まれているケースも少なくありません。

紅板症の特徴的な点は以下のとおりです。

  • 鮮紅色でビロード状の外観を呈することが多い
  • 舌・口底・軟口蓋などに好発する
  • 白板症と混在する「斑状紅板症(白板紅板症)」もある
  • 痛みがない場合が多く、気づかれにくい

原因として喫煙・飲酒・慢性的な刺激(義歯など)との関連が指摘されています。確定診断には生検(組織の一部を採取して病理検査)が必須です。異形成の程度や上皮内がんの有無を確認し、外科的切除や経過観察の方針が決定されます。口腔がんの早期発見という観点からも、口腔内の赤い病変には注意が必要です。

使い方・例文

口の中の赤い病変が2週間以上治らない場合、紅板症を含む前がん病変の可能性があるため、口腔外科や歯科での精査を受けることが大切です。

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